レンズのカビは拭いて取れるのか|表面だけの時と内部の時の違い

レンズのカビは拭いて取れる?表面と内部の違い。外側を拭く布とレンズ内部のカビを示したイラスト。

こんにちは、けんやです。

今回は、
レンズのカビは拭いて取れるのか、表面だけの時と内部の時の違い
というテーマでお話ししていきます。

中古で買ったレンズや、
家にしまっていたレンズに、
カビらしいものを見つけることがあります。

拭けば取れるのか、
それとも、もう取れないのか。
ここは迷うところです。

私は撮る方はまだ初心者ですが、
売る側としては8年以上、
中古のカメラを1台ずつ動作確認してから出品してきました。

その中で、
カビのあるレンズに出会ったこともあります。

この記事を読むと、次のことが分かります。

  • レンズのカビが、拭いて取れる時と取れない時の違い
  • レンズの表面のカビを拭き取るときの順番
  • 拭いてもカビの跡が残ることがある理由

目次

レンズのカビは、表面なら拭いて取れることが多い

先に結論です。

レンズの表面についているカビなら、
拭いて取れることが多いです。

一方で、
レンズの内部についているカビは、
分解しない限り、清掃は難しいです。

ただ、表面のカビでも、
程度がひどいと、
拭いたあとにカビの跡が残ることがあります。


レンズのカビが拭いて取れるかは、カビが表面にあるか内部にあるかで変わる

レンズのカビは、
基本的に、
表面についているか、内部についているかで、
拭いて取れるかどうかが変わります。

ここでいう表面は、
レンズの一番前のガラス(前玉)と、
一番後ろのガラス(後玉)の、
外側の面のことです。

この外側の面は、
レンズクリーニングティッシュやクロスが届くので、
拭いて清掃できます。

後玉を拭くのは、
カメラから取り外せる交換レンズの場合です。

一方で内部は、
鏡筒(レンズの筒の部分)の中で、
レンズとレンズが向き合っている面のことです。

ここは外から手が届かないので、
拭くことができません。

交換レンズの断面図。前玉と後玉の外側の面は拭ける表面、鏡筒の中の向かい合うガラス面は外から拭けない内部。

中古のレンズの説明に、
「カビあり」と書かれていても、
実は表面についているだけ、
ということもたまにあります。

そういったレンズは、
拭いたら、
普通にきれいになることもあります。

レンズにライトを当てると、
カビらしいものがあるかどうかは、
ある程度分かります。

ただ、
それが表面にあるのか、内部にあるのかは、
見ただけでは分かりにくいこともあります。

なので、迷ったときは、
実際に拭いてみて、
取れるかどうかを見るのが確実だと思います。


レンズの表面のカビを拭き取るときは、先にブロワーでホコリを飛ばす

表面のカビを拭くときは、
いきなり拭かずに、
先にブロワー(手で握って空気を吹き出す道具)で、
レンズの表面のホコリを飛ばしておく
のがおすすめです。

ホコリや砂粒が残ったまま拭くと、
レンズの表面に、
傷がついてしまうことがあるからです。

そのうえで、
私は、ウェットタイプのレンズクリーニングティッシュで拭いています。

ティッシュに液が染み込んでいるので、
液を別に用意しなくていい分、楽だからです。

▼私が使っているレンズクリーニングティッシュ(HAKUBA レンズクリーニングティッシュ ウェットタイプ KMC-77・50枚入り)
https://www.amazon.co.jp/dp/B07BHSKKSN

中心から外側へ向かって、
力を入れずに拭いていきます。

ティッシュで拭いたあとは、
クロスで拭き上げます。

ティッシュが届かないところは、
綿棒に「修理屋さんのマルチクリーナー」を少しつけて拭きます。
そのあと、
無水エタノール(水をほとんど含まないアルコール)で拭き上げることが多いです。

修理屋さんのマルチクリーナーは、
関東カメラというカメラの修理店が出している、
カメラやレンズの清掃用の液です。

▼私が使っているマルチクリーナー(関東カメラ 修理屋さんのマルチクリーナー・60ml)
https://www.kantocamera.com/ja/products/multicleaner60ml

無水エタノールだけでなく、
レンズクリーニングティッシュにも、
アルコールが入っています。

綿棒やクリーナー液、アルコールを使うところは、
メーカーやレンズによっては案内と違うので、
ここは私のやり方として見てもらえればと思います。

拭いたあとは、
もう一度ライトを当てて、
カビらしいものが残っていないかを見ます。

レンズ表面の清掃手順。ブロワーでホコリを飛ばし、ウェットタイプのレンズクリーニングティッシュで中心から外へ軽く拭き、クロスで拭き上げる。

このマルチクリーナーは、
カメラの中にあるセンサー(レンズが集めた光を受け止める部品)の汚れを拭くときにも使っています。

センサーのゴミや汚れを自分で落とす順番は、
別の記事にまとめています。

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カビがひどいと、拭いてもカビの跡が残ることがある

ただ、
表面のカビでも、
程度がひどいと、
拭いてもカビの跡が残る
ことがあります。

カビそのものは清掃で取れても、
程度がひどいカビは、
レンズの表面のコーティングにまで、
影響していることがあるからです。

コーティングは、
光の反射を抑えるために、
レンズの表面にかけられている、
薄い膜のことです。

コーティングまで傷んでいると、
いくら拭いても、
跡は消えません。

跡が残るかどうかは、
拭いてみるまで分からないことも多いです。

拭いて残ったものが、
内部のカビとは限りません。

表面のカビの
跡が残っていることもあります。


内部のカビは分解しない限り清掃が難しく、私は清掃をあきらめることが多い

内部についているカビは、
残念ながら、
分解しない限り、清掃は難しいです。

自分で分解するのも、
簡単ではありません。

昔のマニュアルフォーカス(ピントを手で合わせる)のレンズなら、
比較的分解しやすいものもあります。

ただ、
オートフォーカス(ピントを自動で合わせる)のレンズは、
構造が複雑で、
分解して清掃するのが難しいケースの方が多いです。

私も、
レンズを分解して、
内部のカビを清掃したことはあります。

ただ、
元に戻せなくなったこともあります。

なので、レンズによりますが、
内部にカビがある場合、
私は清掃をあきらめることが多いです。

内部にカビが残ったレンズが、
撮った写真にどこまで影響するのかは、
別の記事にまとめています。

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私がレンズの表面のカビを拭き取るときの順番

ここまでの話を、
私がレンズの表面のカビを拭き取るときの順番にまとめます。

  1. レンズにライトを当てて、カビらしいものがあるかを見る
  2. ブロワーで、レンズの表面のホコリを飛ばす
  3. ウェットタイプのレンズクリーニングティッシュで、中心から外側へ、力を入れずに拭く(ティッシュが届かないところは、綿棒にマルチクリーナーを少しつけて拭き、無水エタノールで拭き上げることが多い)
  4. ティッシュで拭いたところは、クロスで拭き上げる
  5. もう一度ライトを当てて、カビらしいものが残っていないかを見る

まとめ

レンズのカビが拭いて取れるのかを、
表面だけの時と内部の時に分けてまとめました。

レンズの表面についているカビなら、
拭いて取れることが多いです。

ただ、程度がひどいカビは、
拭いても跡が残ることがあります。

内部のカビは、
分解しない限り清掃が難しく、
私は清掃をあきらめることが多いです。

表面か内部かは、
見ただけでは分かりにくいこともあります。

「カビあり」と書かれているだけで、
清掃できないとは限りません。

表面のカビなら、
ブロワーでホコリを飛ばしてから、
一度拭いて、きれいになるか確かめてみてください。

今回の記事は、以上になります。

Instagram(@camera_kenya)では、
毎週の撮影を載せています。


レンズのカビは拭いて取れる?表面と内部の違い。外側を拭く布とレンズ内部のカビを示したイラスト。

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この記事を書いた人

けんやのアバター けんや 中古カメラのEC販売8年・撮影は2026年夏から

広島在住。中古カメラのEC販売をしています。販売歴8年以上。いろんなカメラを触ってきた経験を生かして、風景・物撮りメインに撮影しています。撮るのはまだ初心者ですが、楽しみながら上達中です。

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