中古カメラのグリップがベタベタする時の取り方|〇〇〇で軽くこする

グリップのベタつき、〇〇〇で軽くこする。カメラとふき取り道具を描いたアイキャッチ

こんにちは、けんやです。

今回は、
中古カメラのグリップがベタベタするとき、どうやって取っているのか?
というテーマでお話ししていきます。

中古カメラは、経年劣化により
グリップやラバー(ゴムの部分)が、
ベタベタしていることがあります。

ニコンのデジタルカメラなどは、
グリップがベタついていることが結構あります。

カメラのグリップのベタベタの取り方を調べると、
無水エタノール(水をほとんど含まないアルコール)で拭く方法が、
よく出てきます。

ただ、ニコンやソニーなどの説明書には、
本体の手入れにアルコールは使わないように書かれています。

拭いて落としていいのか、やめた方がいいのか。
ここは迷うところです。

私は撮る方はまだ初心者ですが、
売る側としては8年以上、
中古のカメラを1台ずつ動作確認してから出品してきました。

その中で、
グリップがベタついたカメラも、
数えきれないほど扱ってきました。

この記事を読むと、次のことが分かります。

  • カメラのグリップやラバーがベタベタする原因
  • 私がグリップのベタベタを落としている方法
  • 落とすときに気をつけたいことと、メーカーの説明書の案内

目次

カメラのグリップのベタベタは、無水エタノールで軽くこすると大体取れる

先に結論です。

私の経験では、グリップのベタベタは、
無水エタノールを綿棒かキムワイプに少しつけて、
軽くこすると、大体取れます。

これまで、ニコンのデジタルカメラなど、
ベタついたグリップを数えきれないほど拭いてきました。

ほとんどのケースで、ベタつきは取れています。
無水エタノールで拭いて、カメラが動かなくなったり、故障したりしたことは1回もありません。

「このカメラのベタベタは取れるのか」は、
正直、経験を積まないと分からない部分もあります。

それに、
これはメーカーの説明書の案内とは違う、
私のやり方です。


カメラのグリップがベタベタする原因は、ゴムの「加水分解」

まず、なぜベタつくのか、という話からです。

一番の原因は、「加水分解」という劣化です。

「加水分解」は、
グリップやラバーの素材が、空気中の湿気と少しずつ反応して、
表面が傷んでいく劣化のことです。
細かい仕組みは、素材によって違います。

グリップのベタつきは、
使い込んだから、というより、
時間がたつと出てくる劣化です。

部屋にしまっていて
使っていないカメラでも、
普通に起こります。


無水エタノールを綿棒かキムワイプにつけて、軽くこする

使うものは、次の2つです。

  • 無水エタノール
  • 綿棒orキムワイプ

「キムワイプ」は、ふき取り用の紙(商品名)です。
広い範囲を拭くときは、キムワイプの方が早いです。

▼無水エタノール(健栄製薬 無水エタノール 400mL)
https://www.amazon.co.jp/dp/B000TKDKA8

▼キムワイプ(日本製紙クレシア キムワイプ S-200 200枚入 1箱)
https://www.amazon.co.jp/dp/B0B9647C4G

やり方は、
無水エタノールを少しつけて、
ベタついている部分を、軽くこするだけです。

無水エタノールを少しつけたふき取り用の紙で、カメラのゴム製グリップを軽くこする図解

無水エタノールは、火の近くで使うと、
引火するおそれがあります。

火の近くでは使わず、
換気をしながら使う必要があります。


加水分解が進んだカメラは、塗装や文字・記号まで取れることがある

ただ、注意点もあります。

加水分解がかなり進んだカメラだと、
ベタつきと一緒に、
塗装までエタノールで取れてしまうことがあります。
塗装がはげたり、表面の文字や記号が消えたりすることがあります。

私も、
ニコンのフィルム一眼レフ「F100」で、
ベタついている所を拭いたら、
白い記号まで一緒に消えてしまったことがあります。

白い記号や文字がある部分まで、
ゴムが加水分解していると、
ベタつきと一緒に、
記号や文字も拭き取れてしまいます。

そういうカメラは、強くこすると、
塗装ごと取れてしまうことがあります。

なので、最初は、
エタノールを少しだけつけて、軽くこすって様子を見るのがおすすめです。

1回で取れないときは、
塗装や文字・記号に変化がないかを見ながら、
少しずつ、何度か繰り返してこすると、
ベタつきを取り切れることがあります。

塗装や文字・記号に変化が出たら、
そこでこするのはやめておく方がいいです。

劣化したカメラのグリップを拭き、黒い表面の塗装が一部薄くなった状態と紙に移った黒い汚れを示す図解

メーカーの説明書は、本体にアルコールを使わないよう案内している

ニコンやソニー、富士フイルムなどの説明書には、
本体の手入れにアルコールを使わないように書かれています。

ソニーと富士フイルムは、その理由として、
塗装がはげたり、表面が変質したりすることを挙げています。

なので、無水エタノールで拭くのは、
メーカーの案内とは違う方法です。

ニコンは、グリップがベタつく場合は、
サービスセンターなどでの部品交換修理をすすめています。

ただ、部品交換ができるのは、
部品が残っている機種に限られます。

大事なカメラや、
拭いて傷めるのが心配なカメラは、
先にメーカーに相談すると安心です。


グリップのベタベタを無水エタノールで落とす手順

ここまでの話を、
グリップのベタベタを落とす手順にまとめます。

  1. 火の近くを避けて、換気をする
  2. 無水エタノールを、綿棒かキムワイプに少しだけつける
  3. ベタついているグリップやラバーの部分を、軽くこする
  4. 塗装や文字・記号に変化がないかを見る(変化が出たら、こするのをやめる)
  5. 変化がなく、ベタつきが残っていれば、少しずつ繰り返してこする

レンズのピントリングにも、ベタつきが出ることがある

ベタつきは、
レンズのピントリング(手で回してピントを合わせる部分)に、
出ることもあります。

記事が長くなるので、
今回はリングのベタつきの落とし方については触れません。

届いたレンズで、
リングがなめらかに回るか、ベタついていないかを確かめる方法は、
別の記事に書いています。

あわせて読みたい
中古レンズの動作確認|届いたら確かめる4つのこと こんにちは、けんやです。 今回は、 中古レンズの動作確認で、届いたら確かめておきたいこと というテーマでお話ししていきます。 中古の交換レンズが届くと、 まず何枚...

まとめ

中古カメラのグリップのベタベタについて、
原因と、私の落とし方を、まとめました。

ベタつきの原因は、ゴムの加水分解という劣化です。
時間がたつと、しまってあったカメラでも出てきます。

私の経験では、無水エタノールを綿棒かキムワイプに少しつけて、
軽くこすると、ほとんどのケースで取れています。

ただ、加水分解が進んだカメラは、
塗装や文字・記号まで取れることがあります。
最初は少しだけつけて、様子を見ながらこするのがおすすめです。

ニコンやソニーなどの説明書は、
本体の手入れにアルコールを使わないように案内しています。
大事なカメラは、先にメーカーに相談する方法もあります。

グリップがベタついたカメラを扱うときは、
私は無水エタノールで、少しずつ落としています。

今回の記事は、以上になります。

Instagram(@camera_kenya)では、
毎週の撮影を載せています。


グリップのベタつき、〇〇〇で軽くこする。カメラとふき取り道具を描いたアイキャッチ

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

けんやのアバター けんや 中古カメラのEC販売8年・撮影は2026年夏から

広島在住。中古カメラのEC販売をしています。販売歴8年以上。いろんなカメラを触ってきた経験を生かして、風景・物撮りメインに撮影しています。撮るのはまだ初心者ですが、楽しみながら上達中です。

目次