こんにちは、けんやです。
今回は、
SONY RX100M2で、
逆光の太陽を撮ったら、
角度で光の筋の写り方が変わった話
というテーマでお話ししていきます。
SONY RX100M2は、
ソニーのコンパクトデジタルカメラ、
サイバーショットの1台です。
広島県広島市南区にある、
比治山公園へ行って撮りました。
どれも、
太陽のある方へカメラを向けて撮った、
逆光(光がカメラの方へ向かってくる状態)の写真です。
木を見上げたり、
彫刻の角から太陽をのぞかせたりしながら撮りました。
この記事では、
その逆光の写真を、
RX100M2の作例として並べます。
ここでいう光の筋は、
太陽から放射状に伸びる、光の線のことです。
光条(こうじょう)とも呼ばれます。
結果から言うと、
ちょっと光の角度を変えるだけで、
光の入り具合が変わって、写りが全然変わりました。
撮っていて、これはすごい発見でした。
F値やシャッタースピードなどの設定が同じ2枚でも、
太陽のまわりの白い部分が小さくまとまった1枚と、
白い部分が大きく広がった1枚に分かれています。
この記事を読むと、次のことが分かります。
- SONY RX100M2で、逆光の太陽を撮った作例(設定データ付き)
- 設定が同じでも、太陽の写りが違った2枚
- 太陽が小さな星のように写った写真と、白く広がった写真の違い
- 光の筋と、紫や緑の丸い光(ゴースト)の見分け方
- 逆光の太陽を撮るときの、同じことを試す手順
なお、
普段私は中古カメラのEC販売をしており、
これまで8年以上、いろんなカメラを触ってきましたが、
撮る方はまだ初心者です。
使ったカメラは、ソニーのコンパクトデジタルカメラ SONY RX100M2
SONY RX100M2は、
2013年7月に発売された、
ソニーのコンパクトデジタルカメラです。
(参考:ソニー プレスリリース(2013年6月27日))
コンパクトデジタルカメラの中では、
大きめのセンサーを積んだカメラです。
液晶モニターは、上下に傾きを変えられます。
撮った条件:太陽のある方へカメラを向けて、角度を少しずつ変えた
撮った場所は、
広島県広島市南区の比治山公園です。
撮ったのは、
公園の木立を見上げて撮った太陽と、
彫刻の角からのぞく太陽です。
公園の広場には、
門のようなアーチの形をした、
高さ約6mの大きな彫刻が立っています。
イギリスの彫刻家、ヘンリー・ムーアの作品です。
(参考:広島市「比治山公園とその隣接地の主要施設」)

この彫刻の角に、
太陽を合わせて撮った写真も、あとで載せます。
この記事に載せた写真の設定は、次のとおりです。
- 撮影モード:マニュアル(M。F値もシャッタースピードも自分で決めるモード)と、絞り優先(A。F値を自分で決めて、シャッタースピードはカメラが決めるモード)の2つ。どちらで撮ったかは、写真ごとの設定データに書いた
- ズーム:広角(広い範囲を写せる側)の28mm相当から、97mm相当まで(mm相当の数字が大きいほど、遠くのものを大きく写せる)
- F値(レンズから入る光の量を決める数字):どの写真もF11。RX100M2では、いちばん大きいF値がF11
- 露出補正(写真の明るさの調整。+にすると明るく、−にすると暗く写る):絞り優先で撮ったときだけ使い、0か−1。マニュアルで撮った写真では使っていない
- ISO感度(数字を上げるほど、暗い場所でも明るく撮れる設定):100から160
- フラッシュ:使っていない
写真の下の設定データは、
カメラに記録されていた数字です。
SSは、シャッタースピードのことです。
シャッターが開いている時間です。
カメラに記録された設定の見方は、
こちらの記事にまとめています。

SONY RX100M2の作例|逆光の太陽を、角度を変えて撮った
ここからは、
太陽のある方へ向けて撮った写真を、
場所ごとに並べます。
木立の太陽:設定が同じ2枚で、白い部分の大きさが違った
最初は、
公園の木立を、見上げて撮った2枚です。
2枚とも、
F値、シャッタースピード、ISO感度、ズームは同じです。
右の写真では、
太陽が左の写真より、少し右下にあります。
太陽と枝や葉の重なり方も、
2枚で違います。

左の写真は、
太陽の右端に枝がかかっていて、
太陽のまわりの白い部分は、小さくまとまっています。
その太陽から、
赤や紫、青、緑の太い光の筋が、
写真の下と左へ、画面いっぱいに伸びました。
太陽の左下には、
紫の丸い光も1つ写っています。
右の写真は、
太陽が枝と葉のすき間に出ていて、
太陽のまわりの空まで真っ白になりました。
白い部分は、
左の写真より、ひと回りもふた回りも大きく広がっています。
光の筋は、左の写真と同じように伸びていますが、
太陽のすぐそばは白に埋もれて、
筋の根元が見えにくくなりました。
F値やシャッタースピードが同じ2枚でも、
太陽と枝の重なり方が違うと、
ここまで写りが違いました。
木立の太陽:小さな星のように写った1枚
次は、
ズームを広角の28mm相当にして、
木立を見上げた1枚です。

太陽は、
画面の真ん中に、小さな点のように写りました。
その点から、
細い白い光の筋が四方に出ていて、
小さな星のような形になっています。
まわりには、
赤や青のやわらかい光の筋も、斜めに広がりました。
白くなったのは太陽のところだけで、
青空や葉の緑は、そのまま見えています。
黄色い葉の木の太陽:シャッタースピードも違う2枚
次は、
黄色くなりかけた葉がまじる木を、見上げて撮った2枚です。
この2枚は、
同じ場所で、ズームとF値も同じです。
ただ、
左は絞り優先、右はマニュアルで撮っていて、
シャッタースピードが違います。
右の写真の方が、
シャッターが開いている時間が短く、
そのぶん暗く写る設定です。
カメラの角度も少し違って、
太陽の位置も、写真の中で動いています。

左の写真は、
太陽が写真の上の端の、左寄りにあって、
太陽のまわりが大きく真っ白になりました。
ピンクや赤、紫の太い光の筋が、
左側に長く伸びています。
写真全体も白っぽく、
葉の色は、少し薄く見えます。
右の写真は、
太陽が小さくまとまって、
細くとがった光の筋が、放射状に出ました。
黄色い葉の色も、
左の写真よりはっきり見えます。
太陽の右下には、
濃い紫の丸い光が写っています。
この2枚は、
カメラの角度と、写真の明るさの、両方が違います。
なので、
写りの違いが、角度だけの違いとは言い切れません。
彫刻の角の太陽:アーチの縁から太陽をのぞかせた
最後は、
最初に載せたアーチの彫刻を、下から見上げて撮った1枚です。
梁の右端の角から、
太陽をのぞかせて撮りました。

太陽は、
ギザギザのふちを持った、星のような形に写りました。
そこから、
細く長い光の筋が伸びていて、
左下の筋は、彫刻の黒い面の上にくっきり出ています。
空は濃い青で、
彫刻は真っ黒な影になりました。
アーチの内側には、
紫の光が1つ写っています。
左下には、
緑の小さな光も写っています。
紫や緑の丸い光は、光の筋とは別のもの
ここまでの写真には、
太陽とは離れたところに、
紫や緑の丸い光が写っているものがありました。
これは、ゴーストと呼ばれるものです。
キヤノンの写真用語集では、
逆光のときなどに、レンズの中で反射した光が、形になって写るもの、と説明されています。
(参考:キヤノン「ゴーストとは」)
太陽から放射状に伸びる光の筋とは、
写り方の仕組みが違うものです。
見分けるときは、
光の筋は、太陽から線になって伸びていて、
ゴーストは、太陽から離れた場所に、丸や多角形の形で浮かんでいます。
逆光の太陽を、角度を変えて撮る、同じことを試す手順
同じように、逆光の太陽を撮るなら、手順は次の4つです。
- モードダイヤルをM(マニュアル)にして、F値をF11にし、シャッタースピードも決める
- カメラの画面の中で、太陽の端に、木の枝や葉、建物や彫刻の角が少し重なるように構える
- 設定は変えずに、カメラの角度を少しずつ変えて、太陽と枝や角の重なり方が違う写真を、何枚か撮る
- 撮らないあいだは、レンズを太陽から外しておく
1つ目をマニュアルにするのは、
カメラの角度を変えても、
F値やシャッタースピードが変わらないようにするためです。
ソニーのヘルプガイドでは、
マニュアルのときは、コントロールホイールのボタンを押して、F値とシャッタースピードを切り替え、
ホイールを回して数字を選ぶ、と書かれています。
F値は、
ズームが広角側いっぱいのときF1.8からF11、
望遠側いっぱいのときF4.9からF11の範囲で選べます。
(参考:RX100M2 ヘルプガイド「マニュアル露出」)
4つ目は、
ヘルプガイドに、
モニターやレンズを太陽に向けたままにすると故障の原因になる、と書かれているためです。
(参考:RX100M2 ヘルプガイド「使用上のご注意」)
中古でSONY RX100M2を選ぶときに見るポイント
公式の仕様から、
中古でSONY RX100M2を選ぶときに見ておきたい点を、2つに絞りました。
1つ目は、
バッテリーと、充電に使うものがそろっているかです。
ソニーの仕様表では、
付属品のうち、充電に関係するものは、バッテリー(NP-BX1)と、ACアダプターと、マイクロUSBケーブルです。
単体の充電器は付属しておらず、
バッテリーをカメラに入れたまま、USBで充電する仕組みです。
ACアダプターとUSBケーブルが付いていないときは、
充電する手段を別に用意する必要があります。
(参考:ソニー DSC-RX100M2 主な仕様)
2つ目は、
液晶モニターが、上下にスムーズに動くかです。
RX100M2の液晶モニターは、
上に約84度、下に約45度まで傾けられます。
(参考:ソニー DSC-RX100M2 特長)
上下いっぱいまで動かして、
引っかかりなく動くかを確かめておくと安心です。
まとめ
SONY RX100M2で、
広島県広島市南区の比治山公園の木立と、アーチの彫刻を、
逆光で撮りました。
F値やシャッタースピードが同じ2枚でも、
太陽と枝の重なり方が違うと、
太陽のまわりの白い部分の大きさや、光の筋の見え方が大きく違いました。
ちょっと光の角度を変えるだけで、
光の入り具合が変わって、写りが全然変わるのは、
撮っていてすごい発見でした。
Canon EOS M10では、
F値をF8・F16・F18と変えて、
太陽の光の筋を見比べました。
そのときの作例と、
太陽のまわりを切り出した比較を、
こちらの記事にまとめています。

太陽のある方へカメラを向けて撮った作例は、
Canon IXY 410Fでも、モードを切り替えながら撮っています。

今回の記事は、以上になります。
Instagram(@camera_kenya)でも、
毎週の撮影を載せています。
