中古一眼レフの動作確認|シャッターが切れても分からない不具合

中古一眼レフの動作確認で手ブレ補正とシャッター回数を見る

こんにちは、けんやです。

今回は、
中古の一眼レフ・ミラーレスの動作確認で、シャッターが切れても分からない不具合
というテーマでお話ししていきます。

中古の一眼レフやミラーレスを探していると、
「通電確認済み」
「シャッターOK」
「動作確認済み」
といった表記をよく見かけます。

「シャッターOK」と書いてあれば、
写真は撮れるのだと思って、
そこで安心してしまいます。

ただ、
シャッターが切れて、写真も普通に撮れているのに、
あとから分かる不具合があります。

私は撮る方はまだ初心者ですが、
売る側としては8年以上、
中古の一眼レフやミラーレスを1台ずつ動作確認してから出品してきました。

そんな私が先週、
売り物のカメラで140枚撮って、
家で見返すまで気づかなかったことがありました。

コンデジの動作確認は、前回10項目にまとめました。
今回はその一眼レフ・ミラーレス編です。

先週の話から始めて、
コンデジと違うところを中心に書きます。

この記事を読むと、次のことが分かります。

  • シャッターは切れるのに、撮影データを見るまで気づかなかったこと(私の実例)
  • 中古の一眼レフ・ミラーレスの動作確認で見る9項目と、コンデジと違う確かめ方
  • 手ブレ補正とシャッター回数の、自分での確かめ方

目次

シャッターは切れるのに、家に帰ってから分かった不具合

先週の土曜日、
売り物のニコンのD5500と、
18-200mmのズームレンズを持って、家族と山口県まで出かけました。

レンズには手ブレ補正が付いていて、
横のスイッチをONにしてから撮り始めました。

シャッターは普通に切れます。
ピントも合います。
その日は140枚撮って、写真も普通に写っていました。

D5500で撮影した軒下の赤提灯と干したとうもろこし

Nikon D5500/60mm/F5.6/SS1/160秒/ISO200

家に帰って撮影データを見ると、
140枚すべてで、手ブレ補正が「Off」と記録されていました。

「撮影データ」は、
写真のファイルの中に一緒に保存されている、
撮ったときの設定の記録のことです。

F値やシャッタースピードのほかに、
今回のニコンでは、手ブレ補正がONかOFFかも記録されていました。

スイッチはONにしていたので、
入れ忘れではありません。

シャッターボタンを半押ししても、
手ブレ補正が動く音がしませんでした。

このレンズの取扱説明書には、
手ブレ補正のスイッチをONにすると、
シャッターボタンを半押ししたときに手ブレを補正して、
ファインダー像のブレも補正する、と書いてあります。

ファインダーを覗いて像が止まるかどうかまでは、まだ確かめていません。

それでも、
シャッターが切れて写真が撮れるだけでは、
手ブレ補正が動いているかどうかは分かりません。
そのことは、この1本ではっきりしました。

もう1つ、
撮影データで分かったのが、シャッター回数です。

このD5500は、
21万9千回を超えていました。

8月の終わりに使った、
同じニコンのD7500は、2万3千回を超えていました。

回数が多いから壊れているわけではありません。
このD5500も、140枚は普通に撮れています。

ただ、
電源とシャッターの確認だけでは、
分からない数字です。


中古一眼レフ・ミラーレスの動作確認は、電源からライブビューまでの9項目

先に、9項目を並べておきます。

  1. 電源が入るか
  2. 液晶に焼けや液漏れがないか
  3. ファインダーの中にゴミやカビがないか
  4. センサーにゴミやキズがないか
  5. オートフォーカスが効いて、レンズと本体が通信できているか
  6. フラッシュが光るか
  7. ボタンとダイヤルが効くか
  8. タッチパネルが効くか(搭載機種のみ)
  9. ライブビューと動画が使えるか(搭載機種のみ)

上から、
私が実際にチェックしている順番です。

中古一眼レフ・ミラーレスを確認する9項目の順番

このうち、
電源、液晶、フラッシュ、ボタンとダイヤル、タッチパネル、動画の音は、
コンデジと同じ確かめ方です。

ここでは一眼レフ・ミラーレスならではのところだけ書きます。
共通の項目の確かめ方は、コンデジ編にまとめています。

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ここからは、
ファインダー、センサー、オートフォーカス、ライブビューと動画の順に書きます。

ファインダーは、覗いて初めて分かる

「ファインダー」は、
カメラの背面にある、覗き窓のことです。

一眼レフでは、
レンズから入った光をミラーで反射させた像を、
覗く仕組みです。

ファインダーを覗いてみて、
視界にチリやホコリ、カビが見えないかを確かめます。

一眼レフのファインダー内にチリやカビの影が見える例

写真そのものには写らない汚れですが、
撮るたびに目に入るので、
気になる人は買う前に見ておいた方がいいところです。

文字がぼやけて見えるときは、
ファインダーの横にある視度調節ダイヤルを回して、
ピントが合うかを見ます。

センサーは、レンズを外して見るのと、白い壁を撮るのとで2回確かめる

「センサー」は、
レンズが集めた光を受け止める部品です。

ここが、
コンデジとの一番大きな違いです。

一眼レフとミラーレスはレンズが外せるので、
センサーを自分の目で見られます。

ミラーレスは、
レンズを外すとそのまま見えます。
電源を切ると幕が閉じて、センサーが隠れる機種もあります。

一眼レフは、
手前にミラーがあるので、
メニューからミラーを上げてから見ます。

一眼レフとミラーレスでセンサーが見える位置の違い

光を当てて、
キズやカビ、大きなゴミがないかを見ます。

ホコリ程度なら、
ブロワーで飛ばせば済みます。

目で見たあとは、
白い壁や空を1枚撮って、
黒い点が写り込んでいないかを見ます。

センサーのゴミやカビが写真にどう出るのかは、
ミラーの上げ方も含めて、前に書いた記事でまとめています。

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手持ちのカメラで、
ブロワーで飛ばしてもゴミが残った時に、
私が次に何を試しているかは、別の記事にまとめています。

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オートフォーカスは、ピントが合うかと、レンズとの通信の2つ

オートフォーカスは、
シャッターボタンを半押しして、
ピントが合った合図が出るかを見ます。
ここまではコンデジと同じです。

一眼レフ・ミラーレスで加わるのが、
レンズと本体の通信です。

レンズを付けて、
液晶やファインダーにF値が表示されていれば、
レンズと本体が通信できている目安になります。

レンズ装着時にF値が表示される画面と表示されない画面の比較

F値が出ない、
半押ししてもレンズが動かない、
というときは、
先にレンズ側のスイッチがM(マニュアル)になっていないかを見ます。
Mになっていると、正常なレンズでもオートフォーカスは動きません。

それでも動かなければ、
レンズを付け直して、もう一度確認します。

半押しでピントが合っても、
ズームの位置によってはオートフォーカスが迷う個体があります。

中古レンズが届いたら確かめたい4つのことは、
別の記事にまとめました。

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ライブビューと動画は、切り替えて映るところまで見る

「ライブビュー」は、
ファインダーではなく、背面の液晶に映像を出して撮る機能のことです。

一眼レフは、
ボタンやレバーでライブビューに切り替えます。

過去、私が取り扱いをした
ニコンのD5600で見たことがある症状は、2つです。

1つは、
ライブビューにすると液晶が波打つように映る個体です。

もう1つは、
切り替えレバーが固着していたり、戻りが悪かったりする個体です。

ファインダーで撮っている分には、どちらも気づきません。

ライブビューで背面液晶の映像が波打つ症状の例

動画は、
短く撮って再生し、
音が録れているかまで聞きます。


手ブレ補正とシャッター回数は、9項目とは別に見る

最初に書いた2つは、
この9項目には入っていません。

私も、
出品前の動作確認の項目に、手ブレ補正は入れていませんでした。

手ブレ補正は、半押しでファインダー像が止まるかを見る

今回はレンズ側の手ブレ補正でしたが、
本体側に入っている機種もあります。

レンズ側の場合は、
スイッチをONにして、
シャッターボタンを半押しします。

今回のレンズの取扱説明書のとおりなら、
ファインダーの像が、ふっと落ち着いて止まれば動いています。
手の揺れがそのまま見えていれば、動いていません。

手ブレ補正をONにしてシャッター半押しで像が止まるか確かめる手順

D5500の取扱説明書では、
手ブレ補正がONのときは、インフォ画面に手ブレ補正のマークが出る、とあります。

マークが出ていれば、
設定としてはONになっています。
動いているかどうかは、半押しで像が止まるかで見ます。

レンズに手ブレ補正のスイッチが付いていない機種もあります。

Nikon D3400のキットレンズがそうで、
切り替えは、カメラの撮影メニューの[光学手ブレ補正]で行います。

D3400を中古で選ぶときに見たところは、
こちらの記事に書いています。

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1つ注意があります。
今回のレンズの取扱説明書には、
内蔵フラッシュのあるカメラでは、
フラッシュを充電している間は手ブレ補正が動かない、
と書いてあります。

フラッシュを使った直後に確かめるときは、
少し待ってから半押しします。

本体側に手ブレ補正がある機種は、
確かめ方がその機種の取扱説明書に載っているので、それに従います。

エラーが画面に出るものもあります。

私が扱ったオリンパスのE-PL1は、
画面に「IS」という文字が赤く点滅している個体が、
体感では半分以上ありました。

シャッター回数は、撮影データで見る

シャッター回数を本体で見る方法は、
D5500の取扱説明書には載っていません。

1枚撮って、
その写真の撮影データを読むと、
機種によっては、それまでに切った合計の回数が入っています。

今回のニコン2台には入っていました。
入らない機種もあります。

DSC_0034の撮影データにある手ブレ補正Offとシャッター回数219128

撮影データは、
パソコンやスマホで、
写真の情報を表示するソフトやサイトで読めます。

見るのは、
カメラから取り出したままの元の画像です。
SNSやメッセージアプリを通した画像は、
撮影データが消えていることがあります。

回数の多い少ないで、
壊れているかどうかは決まりません。

シャッターをどのくらい切ってきた個体かを知る、
目安の1つです。

なので、届いてから回数を見て、それが多かったとしても、
そこを理由に返品するのは難しいです。

通販で買うなら、
回数は届くまで分からないものと思っておきます。
商品ページにシャッター回数が書いてあることもあります。

実店舗で触らせてもらえるなら、
調べられる機種は、その場で調べておきます。

調べ方は機種ごとに違うので、
「機種名 シャッター回数 調べ方」で検索するか、
AIに聞けば出てきます。


通販なら、届いてから9項目と手ブレ補正を順番に確かめる

店頭で触らせてもらえるなら、
ここまでの項目はその場で確かめられます。

通販の場合、
出品ページの「シャッターOK」で分かるのは、
シャッターが切れることだけです。

ファインダーの中も、センサーのゴミも、
手ブレ補正が動いているかも、届いてからでないと分かりません。

なので、届いたら、
返金保証の期限が来る前に、
9項目と手ブレ補正を一通り済ませておきます。

カードが付いてきたときは、
9項目とは別に、
本体の初期化とカードのフォーマットも自分でやってから使い始めます。
前の持ち主の写真が残る理由と、その手順は、別の記事にまとめています。

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出品ページには、
「シャッターOK」のような動作の表記とは別に、
「AB」「B」といった状態のランクが付いていることも多いです。
ランクの読み方と、店舗受け取りで実物を先に見る方法は、
別の記事にまとめています。

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まとめ

中古の一眼レフ・ミラーレスの動作確認で、
シャッターが切れても分からない不具合を、
先週の実例と、売る側として見ている9項目でまとめました。

売り物のD5500で撮った140枚は、
手ブレ補正のスイッチをONにしていたのに、
全部「Off」で記録されていました。
シャッター回数は21万9千回を超えていました。

動作確認の9項目は、
電源、液晶、ファインダー、センサー、
オートフォーカスとレンズの通信、
フラッシュ、ボタンとダイヤル、タッチパネル、
ライブビューと動画です。

コンデジと違うのは、
ファインダーを覗くことと、
レンズを外してセンサーを見られること、
レンズと本体の通信を見ることです。

シャッター回数は、
実店舗で調べられるなら、買う前に見ておきます。

9項目に、
半押しで像が止まるかの手ブレ補正を足しておくと、
「シャッターOK」の先まで自分で確かめられます。

私も、
140枚撮って家に帰るまで気づきませんでした。

半押しを1回して像を見るだけなので、
買う前の1分の確認で済みます。

Instagram(@camera_kenya)でも、
毎週の撮影を載せています。


中古一眼レフの動作確認で手ブレ補正とシャッター回数を見る

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この記事を書いた人

けんやのアバター けんや 中古カメラのEC販売8年・撮影は2026年夏から

広島在住。中古カメラのEC販売をしています。販売歴8年以上。いろんなカメラを触ってきた経験を生かして、風景・物撮りメインに撮影しています。撮るのはまだ初心者ですが、楽しみながら上達中です。

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