PowerShot G7X Mark IIの作例|水たまりに路面電車が映るまでに変えたもの

水たまりに逆さに映った路面電車。PowerShot G7X Mark IIの作例

こんにちは、けんやです。

今回は、
PowerShot G7X Mark IIで、
水たまりに路面電車が映るまでに、何を変えたのか

というテーマでお話ししていきます。

Canon PowerShot G7 X Mark IIは、
液晶を上に開いて、
低い位置からでも画面を見て撮れる、
コンパクトデジタルカメラです。

売り物として1台入ってきたので、
出品する前に作例を撮りました。

その日は本当は、
車を走らせて少し遠くまで撮りに行く予定でした。

ただ、雨で中止。

どうしようかと思って、
AIに「雨の日ならではの良い撮影シーンない?」と聞いたところ、
「水たまりに映る路面電車を撮ろう」という回答でした。

そこで、
歩いて行ける近所の電停に、
このカメラを1台だけ持って行きました。

課題は1つだけ。
水たまりに映る電車を1枚撮ることです。

絞りはF4、
ズームはいちばん広角のまま動かさない、と決めて出発しました。

結果は、
立った高さでもしゃがんでも、水面には波紋しか写らず、

カメラを路面すれすれまで下げた1枚で、
初めて電車が逆さに映りました。

71枚撮って、
自分で変えた設定はありません。
変えたのは、カメラの高さです。

この記事を読むと、次のことが分かります。

  • G7X Mark IIで撮った作例4枚と失敗カット1枚(設定データ付き)
  • 水たまりに電車が映った高さと、映らなかった高さの違い
  • 中古のG7X Mark IIを選ぶときに見ておきたいところ

なお、
普段私は中古カメラのEC販売をしており、
これまで8年以上、いろんなカメラを触ってきましたが、
撮る方はまだ初心者です。


目次

G7X Mark IIは、小さくてもボケのある写真が撮れる人気のコンデジ

G7X Mark IIは、
2016年4月に出た、キヤノンのコンパクトデジタルカメラです。

「G7X Mark2」「G7X2」と書かれることも多いカメラです。

小さいボディに明るいズームレンズが付いていて、
コンデジなのに、背景のボケた写真が撮りやすいカメラです。

夜や室内のような暗い場所でも、
手持ちで撮りやすいのが強みです。

スマホよりいい写真を撮りたい人の最初の1台。
そういう選ばれ方をしてきたカメラだと、
売る側としても感じています。

今でも、
中古で探している人が多い、Canonの人気コンデジです。

背面の液晶は、
上に約180度、下に約45度まで開きます。

自撮りにも使える角度ですが、
今回はこの「上に開く」を、
低い位置から撮るのに使いました。

説明書には、
防塵や防滴の記載がありません。

なので今回は、
撮らない間はバッグに入れて、
雨に濡れないように気をつけながら撮りました。

路面すれすれで構えたPowerShot G7X Mark II。上に開いた液晶にAv・F4.0・ISO AUTOの表示

撮った条件:Av・F4・いちばん広角に決めて、変えたのはカメラの高さ

撮った場所は、
近所の電停のそばの歩道です。

線路や車道に入って撮るのはNGなので、
歩道の内側だけから撮っています。

「Av」は、
絞り(F値)を自分で決めると、
シャッタースピードをカメラが自動で決めるモードです。

今回は、次の設定に決めて撮り始めました。

  • モード:Av(絞り優先)
  • 絞り:F4
  • ISO感度:オート
  • 露出補正:0
  • 手ブレ補正:入
  • ドライブ:連写(低速)
  • ピント:画面をタッチした1か所に合わせる
  • ズーム:いちばん広角のまま動かさない

F4にしたのは、
水面に映った電車と、手前の水面の両方を、ぼやけずに写したかったからです。

このカメラは、
F値をF1.8まで小さくできます。

ただ、
数字を小さくするほどピントの合う範囲は狭くなるので、
今回はF4のままにしました。

電車は数分おきに来るので、
来るまでの間は、建物の反射で試し撮りをしました。

電車が見えたら、
反射の位置に画面をタッチしてピントを合わせ、連写する。
この段取りで撮っています。


PowerShot G7X Mark IIの作例4枚(立った高さ・路面すれすれ・電車の反射)

撮った順に並べます。

作例1:立ったまま撮った水たまり

立った高さから撮った歩道の水たまり。波紋と落ち葉だけで、建物や電車は映っていない
Canon PowerShot G7 X Mark II/24mm相当/F4/SS1/100秒/ISO125

電停に着いて、
最初に撮った1枚です。

立ったまま、
歩道の水たまりにカメラを向けました。

水面には、
雨の波紋と落ち葉が写っているだけです。

建物も電車も、
形になって映っていません。

反射の写真というより、
濡れた歩道の写真になりました。

作例2:路面すれすれまで下げると、電車が逆さに映った

路面すれすれから撮った水たまりに、路面電車が上下逆さまに映っている
Canon PowerShot G7 X Mark II/24mm相当/F4/SS1/60秒/ISO125

カメラを路面すれすれまで下げて、
電車が電停に来たときに撮りました。

水たまりに、
電車が上下逆さまに映っています。

オレンジ色の行先表示と、
窓の列が分かります。

電車の窓は、
横に少し流れています。

電車の下には、
向かいのマンションと電線も逆さに映っています。

この日の課題は、
この1枚で達成できました。

作例3:電車がいなくても、マンションの反射だけで面白い写真になった

水たまりに高層マンションが丸ごと逆さに映っている
Canon PowerShot G7 X Mark II/24mm相当/F4/SS1/60秒/ISO125

電車が行ったあとに、
同じ高さで向かいのマンションを撮りました。

画面のほとんどが水面で、
マンションが丸ごと逆さに映っています。

ベランダの段まで、
1階ずつ数えられます。

波紋が入っているので、
写真でも、雨が降っていることが分かります。

電車がいなくても、
マンションが逆さに映っているだけで、面白い写真になりました。

作例4:電車を待つ間の試し撮り

電車を待つ間に撮った建物の反射。右上に車のテールランプが赤く映っている(F5)
Canon PowerShot G7 X Mark II/24mm相当/F5/SS1/60秒/ISO125

電車が来る前に、
建物の反射で試し撮りをした1枚です。

右上に、
通り過ぎた車のテールランプが赤く映っています。

この1枚だけ、
F値がF5になっています。

理由は、あとの「気になったところ」で書きます。


電車が映るかどうかを決めたのは、設定ではなくカメラの高さ

作例1と作例2を、あらためて並べます。

左:立った高さで撮った水たまり/右:路面すれすれで撮った水たまり。設定は同じで、カメラの高さだけが違う

設定は、
どちらもAv・F4で、ズームもいちばん広角のままです。

大きく違うのは、
カメラの高さです。

水たまりは、
地面に置いた鏡と同じです。

上から見下ろすほど、
水面に映るのは空になります。

カメラを低くして、
水面をななめに見るほど、
向こうにある建物や電車が映ってきます。

立った高さでは、
波紋しか写りません。

しゃがんでも、
まだ足りませんでした。

路面から5〜10cmのところまでカメラを下げて、
初めてマンションが丸ごと映りました。

電停に着いたときは、
正直、どう撮ればいいのか分かりませんでした。

ただ、色々撮り方を変えてみて、
電車が映るかどうかは、
F値やシャッタースピードではなく、カメラの高さで決まる
ということがわかりました。

このカメラで
路面すれすれまで下げられたのは、
液晶が上に開くからです。

液晶を上に向けて開いておくと、
カメラを手で路面近くまで下ろしたまま、
上から画面を見て構図を決められます。

一眼レフでファインダーをのぞく構え方では、
この高さまで下げにくいです。

カメラの高さで写るものが変わる話は、
前に玉ボケの記事でも書いています。

あのときは、
カメラを少し上げるだけで、
手前のテーブルが玉ボケを切っていた線が消えました。

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ISOオートは、シャッタースピードが1/60秒でもISO160までしか上がらなかった

あとから撮影データを見て、
気づいたことが1つあります。

71枚のシャッタースピードは、
1/60秒から1/160秒の間でした。

ISO感度は、
125か160のどちらかです。

ISO感度はオートにしていましたが、
1/60秒まで落ちても、ISO160までしか上がりませんでした。

作例2の電車は、
1/60秒で撮っています。

電車の窓と行先表示は、
横に少し流れています。

同じ写真のマンションは流れていないので、
手ブレではなく、電車が動いていた分のブレです。

今回のようにAv・F4で撮るなら、
走っている電車を止めるには、
ISO感度を自分で上げる必要があります。

今回は、
それをやっていません。

説明書によると、
ISOオートの上限はメニューで400から12800の間で変えられます。

今回は、
その設定を触っていません。

同じISOオートでも、
前にTG-6で撮ったときは、
ISOが800まで上がったうえで、
シャッタースピードが1/10秒まで落ちていました。

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カメラによって、
オートの動き方は全然違いました。


失敗したカット

71枚のうち、
使えなかったカットは3種類でした。

1つ目は、
立った高さで撮った最初の2枚です。

作例1のとおり、
波紋しか写っていません。

2つ目は、
電車が来ていないのに連写した16枚です。

シャッターボタンを押したままにしていて、
同じ絵が16枚並びました。

連写は、
電車が画面に入ってから押せば足りました。

3つ目は、
レンズのすぐ前に何かが入った12枚です。

マンションの反射の画面下に、白くぼけた塊が入った失敗カット
Canon PowerShot G7 X Mark II/24mm相当/F4/SS1/60秒/ISO125

マンションの反射は写っているのですが、
画面の下に、白くぼけた塊が入っています。

水たまりの手前の縁か小石が、
レンズのすぐ前に入ったものです。

カメラを路面すれすれまで下げると、
レンズの前の数センチにある物が、こうやって写り込みます。

カメラを下げたら、
撮り始める前に液晶の四隅を1回見る。

これが、
次に低い位置から撮るときの確認事項になりました。


使ってわかったこと

良かったところ

液晶を上に開いたまま、
路面すれすれまで下ろして撮れたことです。

カメラを地面の近くに構えているあいだも、
上から画面をのぞけます。

なので、
電車の反射が画面に入ったのを見てから、シャッターを押せました。

作例1のように
立った高さで反射が出なかったあとも、
画面を見ながら少しずつ下げていって、
建物が映る高さを探せました。

カメラが小さいので、
手を伸ばして路面近くまで下ろす姿勢も楽でした。

気になったところ

レンズの根元にあるコントローラーリングが、
気づかないうちに動いていたことです。

このカメラは、
Avモードではこのリングを回して絞りを変えます。

家でF4に合わせて出発したのに、
撮影データを見ると、71枚のうち34枚がF5になっていました。

作例4がその1枚です。

撮っている最中は、
気づいていません。

リングは1クリック回るだけでF値が変わります。

次からは、
撮り始める前に液晶のF値を1回見ることにします。


中古でG7X Mark IIを選ぶときに見るポイント

中古で見ておきたい点を、
2つに絞りました。

1つ目は、内蔵ストロボです。

キヤノンの公式サイトに、
このカメラの内蔵ストロボについて、
無償修理の案内が出ています。

ポップアップの操作を過度に繰り返すと、
内蔵ストロボの配線が切れて、
光らなくなることがあるという内容です。

対象は、
シリアル番号の左から2桁が「21」から「62」で、
6桁目が「0」から「4」の製品です。

この番号の製品で、
実際にストロボが光らなくなった場合が、無償修理の対象です。

それ以外の不具合は、
有償になる場合があります。

無償修理の受付は、
2026年9月30日までです。

中古で買ったら、
まずシリアル番号が対象かどうかを見て、
そのうえでストロボを一度ポップアップさせて、
光るかどうかを確認しましょう。

2つ目は、初代のG7 Xとの見分け方です。

見た目がよく似ているので、
中古の写真だけだと取り違えることがあります。

Mark IIは、
液晶が上に約180度、下にも約45度開きます。

初代は、
上にしか開きません。

ほかに、
Mark IIには前面にグリップがあり、
コントローラーリングの横に、
クリック感を切り替えるレバーが付いています。

G7X以外にも、
名前がそっくりでも中身が違うカメラやレンズがあります。

名前の最後の文字や途中の数字で見分ける例は、
別の記事にまとめています。

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中古のコンデジを買う前に自分で確認できることは、
以前の記事に10項目でまとめています。

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まとめ

G7X Mark IIで、
雨の日に、近所の電停の水たまりに映る路面電車を撮りました。

立った高さでもしゃがんでも、
水面に波紋しか写りませんでした。

カメラを路面すれすれまで下げて、
初めて電車とマンションが逆さに映りました。

Avのまま、ズームも動かさず、
自分で変えたのはカメラの高さだけでした。

ISOオートは、
1/60秒まで落ちてもISO160までしか上がりませんでした。

走っている電車を止めるなら、
ISOを自分で上げる。

これを、
次に雨が降ったときの宿題にしておきます。

Instagram(@camera_kenya)でも、
毎週の撮影を載せています。


水たまりに逆さに映った路面電車。PowerShot G7X Mark IIの作例

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この記事を書いた人

けんやのアバター けんや 中古カメラのEC販売8年・撮影は2026年夏から

広島在住。中古カメラのEC販売をしています。販売歴8年以上。いろんなカメラを触ってきた経験を生かして、風景・物撮りメインに撮影しています。撮るのはまだ初心者ですが、楽しみながら上達中です。

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