Canon EOS Mの作例|メロンパンに寄って、質感が出るまで

Canon EOS Mで撮影したメロンパンと黒ごま付きあんパンの実写写真に、記事タイトルを重ねたアイキャッチ

こんにちは、けんやです。

今回は、
Canon EOS Mで、
メロンパンに寄って、質感が出るまで撮った話

というテーマでお話ししていきます。

Canon EOS Mは、
キヤノンのミラーレスカメラです。

売り物として1台入ってきたので、
出品する前に作例を撮りました。

撮ったのは、
自宅のテーブルに置いた、
メロンパンとあんパンです。

意識したのは、
このカメラのレンズで、パンにどこまで寄れるかと、
パンの質感が出て、美味しそうに見えるかの2つでした。

ただ、正直に言うと、
撮り方についてはあまり下調べせず、
とにかく試行錯誤して撮ってみた、という感じです。

結果から言うと、
いちばん寄った写真では、
メロンパンは表面のひび割れまで、
あんパンはごまの粒の形まで写りました。

一方で、
カメラの設定を変えずに撮った写真どうしでも、
パンの色は1枚ごとに違って写りました。

この記事を読むと、次のことが分かります。

  • Canon EOS Mで撮った作例5枚(設定データ付き)
  • パンに寄る距離を変えると、写真に写る範囲と質感がどう変わるか
  • 設定を変えずに撮っても、パンの色が写真ごとに違って写った例
  • パンに寄って撮る、同じことを試す手順
  • 中古のCanon EOS Mを選ぶときに見ておきたいところ

なお、
普段私は中古カメラのEC販売をしており、
これまで8年以上、いろんなカメラを触ってきましたが、
撮る方はまだ初心者です。


目次

Canon EOS Mは、一眼レフの画質のまま小さく軽くしたミラーレスカメラ

Canon EOS Mは、
2012年9月に発売された、
キヤノンのミラーレスカメラです。

キヤノンの説明では、
一眼レフのEOSシリーズと同じくらいの画質のまま、
小さく軽くしたカメラ、という位置づけです。

重さは、
バッテリーとカードを入れて約298gです。

今回の1台は赤いボディで、
EF-M22mm F2 STMという、
ズームのない、薄くて小さいレンズを付けて撮りました。

このレンズは、
キヤノンの仕様では、
ピントが合う一番近い距離(最短撮影距離)が15cmで、
「マクロ的な表現も魅力です」と紹介されています。

赤いCanon EOS Mと、メロンパン・あんパンをのせた皿

撮った条件:絞り優先(Av)で、ほとんどF4のまま撮った

撮った場所は、
自宅のテーブルです。

白い皿に、
メロンパンとあんパンを並べました。

カメラを離して撮った写真には、
コーヒーの入ったカップも写っています。

設定は、次のとおりです。

  • モード:Av(絞り優先AE。F値(レンズから入る光の量を決める数字)を自分で決めて、シャッタースピードはカメラが決めるモード)
  • 絞り(F値):ほとんどF4。F2で撮ったのは4枚だけ
  • ISO感度(数字を上げるほど、暗い場所でも明るく撮れる設定):800(全部同じ)
  • 露出補正(写真の明るさの調整):ほとんど0。+1と−1で撮ったのは6枚だけ
  • ホワイトバランス(写真の色合いを調整する設定):オート
  • レンズ:EF-M22mm F2 STM(ズームなし)

撮ったのは、全部で45枚です。


Canon EOS Mの作例|パンに寄った距離で3段階に分けた

ここからは、
撮った45枚を、カメラに記録されていたピントの距離で3つに分けて、
遠い方から順に並べます。

撮った順番ではなく、
あとから距離の記録で分けた順番です。

ズームのないレンズなので、
写す範囲を変えるときは、
私がカメラごとパンに近づいたり、離れたりして撮りました。

約40cm:皿とコーヒーカップまで入る

白い皿のメロンパンとあんパン、右奥にコーヒーカップが入った全景
Canon EOS M/22mm(35mm相当)/F4/SS1/40秒/ISO800

いちばん離れて撮った1枚です。

白い皿の全体と、
右上のコーヒーカップ、
テーブルの木目まで入っています。

メロンパンの格子の模様と、
あんパンのごまは分かりますが、
パンの表面の細かいところまでは見えません。

約20cm:パン2つで画面がいっぱいになる

メロンパンとあんパンが画面いっぱいに並んだ写真
Canon EOS M/22mm(35mm相当)/F4/SS1/200秒/ISO800

約20cmまで寄ると、
コーヒーカップはほとんど画面から外れて、
パン2つで画面がいっぱいになりました。

メロンパンは、
格子の1つ1つのふくらみが分かるようになり、
あんパンは、表面のつやが光って見えます。

約15cm:メロンパンの表面のひび割れまで写った

メロンパンの表面が画面いっぱいに写った写真
Canon EOS M/22mm(35mm相当)/F4/SS1/800秒/ISO800

いちばん寄って、
メロンパンを画面いっぱいに入れた1枚です。

この距離が、
キヤノンの仕様にある最短撮影距離の15cmと、ほぼ同じです。

メロンパンの格子の溝のところは、
表面の生地が細かくひび割れて、
ざらっとした粒が見えています。

右の奥にあるあんパンは、
ぼけて、丸い形だけが分かる写り方になりました。

同じくらいまで寄って、
今度はあんパンを撮ったのが、次の1枚です。

あんパンが画面の真ん中に写った写真
Canon EOS M/22mm(35mm相当)/F4/SS1/250秒/ISO800

ごまの1粒1粒の形と、
パンの表面のつやが写っています。

2枚の一部を、同じ大きさで切り出して並べると、
質感の違いがよく分かります。

左にメロンパンの格子の溝、右にあんパンのごまとつやを等倍で切り出した比較
Canon EOS M/22mm(35mm相当)/F4/ISO800。左:作例3(メロンパン)、右:作例4(あんパン)。どちらも写真の一部を、拡大も縮小もせずに切り出したもの

左のメロンパンは、
格子の溝に沿って生地が割れて、
表面に細かい粒が並んでいます。

右のあんパンは、
つやのある表面に、小さな点のような凹凸が写っています。

約40cmの作例1では見えなかったところです。


設定を変えずに撮っても、パンの色は写真ごとに違った

寄って撮った写真では、
パンの色が、写真ごとに違って写っていました。

次の2枚は、
あんパンに寄って、続けて撮った2枚です。

同じ設定で撮った2枚のあんパンの色を左右で比べた写真
Canon EOS M/22mm(35mm相当)/F4/ISO800/露出補正0/ホワイトバランス オート。左:SS1/320秒、右:SS1/250秒

どちらも、
F4・ISO800・露出補正0・ホワイトバランスはオートで、
カメラの設定は変えていません。

シャッタースピードだけは、
絞り優先でカメラが決めるので、
左が1/320秒、右が1/250秒と違っています。

それでも、
左の1枚では、あんパンが濃い茶色に写り、
皿は白っぽく写っています。

右の1枚では、
あんパンが明るいオレンジ色に写り、
皿も少しクリーム色がかっています。

私が見て美味しそうだと思ったのは、
右のように、パンがオレンジっぽく写った写真でした。

キヤノンのサポートページによると、
ホワイトバランスがオートのときは、
白いものが白く写るように、カメラが色合いを補正します。

今回の色の違いが、
その補正によるものなのか、
部屋の明るさによるものなのかは、
写真からは確かめられませんでした。

途中で露出補正を+1にした写真もありますが、
色の違いは、露出補正0の写真どうしでも出ていました。

食べ物の写り方が気になったのは、パンだけではありません。
別の日にCanon IXY 410Fで撮ったひつまぶしは、
極彩色モードでお膳を撮り、
茶碗に取り分けたあとは露出補正を変えて明るさを比べました。

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F2の写真では、奥のメロンパンの格子がぼけた

F2で撮ったのは、
あんパンを手前、メロンパンを奥に置いた4枚だけです。

同じ並べ方で、どちらも約15cmまで寄った、
F4の1枚とF2の1枚を並べます。

F4とF2で撮った2枚を左右に並べ、奥のメロンパンのぼけ方を比べた写真
Canon EOS M/22mm(35mm相当)/ISO800/露出補正0。左:F4・SS1/320秒、右:F2・SS1/1250秒

左のF4の写真では、
奥のメロンパンの格子の線が、はっきりたどれます。

F4の写真と比べると、右のF2の写真では、
格子の線がぼけて、
メロンパンのふくらみの形がやわらかく見えます。

寄って撮って、背景をぼかす話は、
PowerShot G16で撮った作例の記事にも書いています。

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使ってわかったこと

良かったところ

良かったのは、
ズームのない薄いレンズのままで、
パンに約15cmまで寄って、
メロンパンの表面のひび割れまで写せたことです。

F4のままでも、
作例3では、奥のあんパンがぼけて、
手前のメロンパンが浮き上がって見えました。

気になったところ

気になったのは、
設定を変えずに続けて撮っても、
パンの色がそろわなかったことです。

パンを何枚か撮って、
色をそろえて並べたいときは、
撮ったあとに色を見比べておきます。


パンに寄って撮る、同じことを試す手順

同じようにパンに寄って撮るなら、手順は次の5つです。

  1. モードダイヤルを静止画に合わせ、画面左上の撮影モードのアイコンをタッチして、Av(絞り優先AE)を選ぶ
  2. F値を決める(今回はF4)
  3. 皿の全体が入る距離から撮り始めて、少しずつパンに近づきながら撮る
  4. いちばん寄るときは、液晶でパンにピントが合っているかを見ながら、合うところまで近づく
  5. 撮った写真を並べてパンの色を見比べ、色がそろっていなければ、ホワイトバランスをオート以外にする

1つ目は、
キヤノンの使用説明書にある、撮影モードの選び方です。

EOS Mのモードダイヤルは、
カメラまかせの全自動・静止画・動画の3つを切り替えるもので、
ダイヤルだけでは絞り優先になりません。

4つ目の手順にあるように、このレンズがピントを合わせられる一番近い距離は、
キヤノンの仕様では15cmです。

この15cmは、レンズの先からではなく、
カメラ上面の、アクセサリーシュー(ストロボなどを付ける金具)の右側にある、
撮像面マークから測った距離です。

使用説明書には、
近づきすぎるとピントが合わない、とも書かれています。

5つ目のホワイトバランスは、
同じサポートページでは、
オートで自然な色合いにならないときは、
明かりの種類に合わせてホワイトバランスを選ぶか、
白い紙などを撮って手動で設定する、と案内されています。


中古でCanon EOS Mを選ぶときに見るポイント

今回の1台と、キヤノンの仕様から、
中古で見ておきたい点を2つに絞りました。

1つ目は、バッテリーと充電器がそろっているかです。

バッテリーはLP-E12という型番で、
キヤノンの仕様では、
新品のときは充電器(LC-E12)が一緒に入っています。

1回の充電で撮れる枚数の目安は、約230枚です。

中古では、
バッテリーや充電器が付いていないこともあるので、
何が付くのかを先に確認しておきます。

2つ目は、カメラの時計です。

今回の1台は、
撮った写真に、撮影日が2012年1月7日と記録されていました。

カメラの時計が合っていないと、
あとで写真の撮影日を見返したときに、いつ撮ったのか分からなくなります。

中古で届いたら、
最初に日付と時刻を合わせておきます。

写真に記録される撮影日や設定の見方は、
こちらの記事にまとめています。

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まとめ

Canon EOS Mで、
自宅のテーブルのメロンパンとあんパンに寄って撮りました。

約40cm、約20cm、約15cmと寄った写真を並べると、
約15cmの写真では、
メロンパンは格子の溝のひび割れまで、
あんパンはごまの1粒1粒まで見えました。

一方で、
設定を変えずに撮っても、パンの色は1枚ごとに違って写り、
美味しそうに見えたのは、オレンジっぽく写った方でした。

次にこのレンズでパンを撮るときは、
約15cmまで寄ったあと、
パンの色を見比べます。

色がそろっていなければ、
ホワイトバランスをオート以外にします。

Instagram(@camera_kenya)でも、
毎週の撮影を載せています。


Canon EOS Mで撮影したメロンパンと黒ごま付きあんパンの実写写真に、記事タイトルを重ねたアイキャッチ

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この記事を書いた人

けんやのアバター けんや 中古カメラのEC販売8年・撮影は2026年夏から

広島在住。中古カメラのEC販売をしています。販売歴8年以上。いろんなカメラを触ってきた経験を生かして、風景・物撮りメインに撮影しています。撮るのはまだ初心者ですが、楽しみながら上達中です。

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