こんにちは、けんやです。
今回は、
光学60倍ズームのNikon COOLPIX B700で、
寺社の屋根の飾りや額に、どこまで寄れるかを試した話
というテーマでお話ししていきます。
Nikon COOLPIX B700は、
レンズが大きく伸びて、遠くのものを大きく写せる、
望遠に振ったコンパクトデジタルカメラです。
売り物として1台入ってきたので、
出品する前に、作例を撮りました。
撮影場所は、
広島県の東側、福山にある
明王院と、その隣にある草戸稲荷神社です。
どちらも、屋根や壁の高いところに、
彫りの入った飾りや、社名の入った額が付いています。
手が届かない高さのものを大きく写すには、
望遠のズームがそのまま効きます。
100枚以上撮影し、
そのうち35枚を、500mm相当以上で撮りました。
結果から言うと、
700mm相当で撮った鳥居の額は、
拡大しても6文字がはっきり読めました。
一方で、
そこからさらに伸ばした1320mm相当は、
同じ飾りを同じF値とシャッタースピードで6枚撮って、
屋根の継ぎ目がきれいに出た写真と、模様が読めないほど流れた写真に分かれました。
この記事を読むと、次のことが分かります。
- Nikon COOLPIX B700で撮った作例7枚(設定データ付き)
- 40mm相当から1320mm相当まで、ズームを伸ばして寄っていった作例
- 同じ1320mm相当・同じシャッタースピードでも、写りが1枚ごとに変わった話
- 望遠側で撮るときに、次の撮影で私が試す手順
- 中古のNikon COOLPIX B700を選ぶときに見ておきたいところ
なお、
普段私は中古カメラのEC販売をしており、
これまで8年以上、いろんなカメラを触ってきましたが、
撮る方はまだ初心者です。
Nikon COOLPIX B700は、ズームを大きく伸ばせるコンデジ
Nikon COOLPIX B700は、
2016年10月14日に出た、
ニコンのコンパクトデジタルカメラです。
いちばんの特徴は、光学60倍のズームです。
広く写す側から、
遠くのものを大きく写す側まで、
レンズが動いて写る範囲が変わります。
35mm判に置きかえると、
24mm相当から1440mm相当までをカバーします。
数字だけだと分かりにくいのですが、
肉眼だと屋根の上の小さな飾りにしか見えないものが、
画面いっぱいに写るくらいの差があります。
背面の画面のほかに、
のぞき込んで使う小さな画面(電子ビューファインダー)も付いています。
ニコンの使用説明書では、
明るい屋外で背面の画面が見えにくいときは、
こちらを使うことがすすめられています。
顔を近づけると自動で切り替わります。
手ブレ補正も付いていて、
レンズを動かして揺れを打ち消す方式です。
重さは、
電池とメモリーカードを入れて約570gです。
コンパクトデジタルカメラと呼ばれていますが、
ポケットに入る大きさでなく、
一眼レフのような見た目をしています。
(ネオ一眼と呼ばれることもあります)
撮影モードは、
カメラまかせのオートのほかに、
P・S・A・Mから選べます。
撮った条件:Pモードのまま、全部手持ち
今回の写真は、次の設定で撮りました。
- モード:P(F値とシャッタースピードをカメラが決めるモード)
- ISO感度:オート(カメラが100から400の間で決めた)
- 露出補正:0のまま
- 手ブレ補正:オン
- 持ち方:全部手持ち
天気は曇りでした。
写真に残っていた数字を見ると、
電子ズームを使わずに撮った写真のうち、いちばん望遠側だったのは1320mm相当です。
望遠側いっぱいの1440mm相当まで伸ばした写真は2枚あり、
その2枚は、さらに電子ズームが1.2倍かかっていました。
電子ズームは、
レンズではなく、写真の中央を切り出して大きくする機能です。
この2枚は細かいところが崩れていたので、
作例には入れていません。
なので、光学60倍の端の1440mm相当だけで撮った写真は、今回ありません。
この記事の作例でいちばん望遠側なのは、1320mm相当です。
光学ズームの倍率と、デジタルズームを含めた倍率の見分け方は、
こちらの記事にまとめています。

Nikon COOLPIX B700の作例|40mm相当から、ズームで寄っていく
40mm相当:明王院の五重塔を見上げた

まずは明王院の五重塔を、下から見上げて撮りました。
屋根が何層にも重なっていて、
それぞれの軒の下の木組みまで写っています。
ここから、隣の草戸稲荷神社に移って、
ズームを伸ばしながら寄っていきます。
85mm相当:太鼓橋の上から見た草戸稲荷神社

朱色の太鼓橋の上から、
草戸稲荷神社を撮りました。
山の斜面に、朱色の社殿が何段にも重なって建っていて、
手前には朱色の鳥居と、太鼓橋の欄干(手すり)が写っています。
鳥居の真ん中には、黒い額が掛かっています。
この額は、あとで700mm相当まで伸ばして撮りました。
270mm相当:木の葉ごしに、社殿の屋根とのぼり

社殿のいちばん上の階を、270mm相当で撮った1枚です。
手前に木の葉がかかっていて、
その奥に、緑色の屋根と、
「草戸稲荷神社」と書かれた赤いのぼりが写っています。
300mm相当:手を清める水が出る龍の飾り

境内には、
手を清める水が口から出てくる、金属の龍の飾りもありました。
龍の頭と首の鱗、
口から落ちる細い水の筋が写っています。
700mm相当:鳥居の額の6文字が読めた

作例2の鳥居に掛かっていた、黒い金属の額です。
「草戸稲荷神社」と縦に彫られています。
作例2では小さな黒い四角にしか見えませんが、
700mm相当まで伸ばすと、
文字の6つとも読めました。
拡大すると、
文字の彫りのふちと、
周りの枠の渦巻きの模様まで分かれて写っています。
1320mm相当は、同じ飾りを6枚撮って、写りが分かれた
ここからは、
700mm相当より、さらに伸ばした1320mm相当です。
草戸稲荷神社の社殿の、屋根の先を狙いました。
黒い屋根の縁が山なりに反っていて、
その下の朱色の木組みに、
白い雲の形をした飾りが下がっています。
この飾りを、続けて6枚撮りました。
6枚とも、F6.3・シャッタースピード1/250秒で、
ISO感度はカメラまかせで280か320でした。
1320mm相当・うまくいった1枚:屋根の継ぎ目が1本ずつ出た

白い雲の形の飾りと、その上の屋根が写っています。
拡大すると、
屋根の継ぎ目が細い線で1本ずつ分かれていて、
飾りの渦巻きの模様も追えます。
1320mm相当・流れた1枚:同じ屋根の継ぎ目がにじんで消えた

同じ飾りを、同じ1/250秒で撮った別の1枚です。
こちらは拡大すると、
さっき1本ずつ見えていた屋根の継ぎ目が、灰色のにじみになっています。
白い雲の形の飾りも縦に二重に伸びていて、
渦巻きの模様が読めません。

真ん中は、同じ6枚の中の別の1枚です。
真ん中も、左とほとんど同じくらい、渦巻きの模様がはっきり写っています。
3枚とも、同じ飾りを、同じF6.3・1/250秒で撮っています。
作例7の、模様が縦に二重になった写り方は、手ブレと判断しました。
ただ今回は、カメラを置いて撮った写真と比べていないので、
3枚の差がすべて手の揺れのせいだとまでは言い切れません。
使ってわかったこと
良かったところ
良かったのは、
700mm相当まで伸ばしても、
鳥居の額の6文字(作例5)が手持ちのままではっきり写ったことです。
気になったところ
気になったのは、
1320mm相当では、同じ1/250秒でも写りがそろわなかったことです。
作例6と作例7は、
同じ飾りを同じ1/250秒で撮っていますが、
片方は模様が読めません。
1/250秒は、広く写すときなら手ブレしにくい速さです。
それでも、
1320mm相当まで伸ばすと、手のわずかな揺れが画面の上では大きなズレになるので、
この速さでは足りない場合がありました。
次に望遠側で撮るときに、私が試す手順
手順にすると、次の3つです。
- 望遠側で撮る前に、通行の邪魔にならない場所で、カメラが動かない平らな台を探し、タオルを1枚敷いて端から離して置き、高さと向きを合わせる
- セルフタイマーを2秒に設定する(背面のボタンの左側を押すと、10秒と2秒から選べます)
- カメラが動かない状態で置けたら、手ブレ補正の設定をいったん切る
3つ目は、
ニコンの使用説明書に書かれている指示です。
説明書には、
三脚などで固定して撮影するときは、補正機能の誤動作を防ぐため、
手ブレ補正を「しない」にする、とあります。
同じ説明書には、
ズームが望遠側のときは手ブレしやすいので三脚などの使用をすすめる、とも書かれています。
置いた台は三脚ではないので、
カメラがタオルの上で少しでも動くようなら、手ブレ補正は切らずに撮ります。
また、ズームを伸ばして被写体を見失ったときは、
クイックバックズームのボタンを押すと、写る範囲が一時的に広がって、被写体を探しやすくなります。
(これも使用説明書に書かれている機能です)
中古でNikon COOLPIX B700を選ぶときに見るポイント
今回の1台と、ニコンの使用説明書から、
中古で見ておきたい点を3つに絞りました。
1つ目は、ズームが端から端まで動くかです。
このカメラは、
24mm相当から1440mm相当まで、
ズームの範囲が広いカメラです。
広く写す側から、いちばん望遠側まで動かして、
途中で止まったり、音が変わったりしないかを見ておきます。
2つ目は、のぞき込む小さな画面が映るかです。
顔を近づけると、
背面の画面が消えて、こちらに切り替わります。
切り替わるか、映った画面にムラがないかを、
電源を入れたときに見ておきます。
見えにくいときは、
横に付いている視度調節のダイヤルを回すと合います。
3つ目は、電池と、充電に使うものがそろっているかです。
このカメラの電池はEN-EL23という型番で、
説明書では、電池をカメラに入れたまま、
付属のACアダプターとUSBケーブルで充電する手順が案内されています。
電池やケーブルが付いていない中古もあるので、
何が付くのかを先に確認しておきます。
中古のコンデジを買う前に、自分で確認できる項目は、
こちらの記事にまとめています。

まとめ
Nikon COOLPIX B700を、
広島県福山市の明王院と草戸稲荷神社へ持って行きました。
40mm相当の五重塔から、
1320mm相当の屋根の飾りまで、
ズームを伸ばして寄っていきました。
700mm相当までは、
手持ちでも鳥居の額の文字がはっきり写りました。
1320mm相当まで伸ばすと、
同じ1/250秒で撮った写真でも、模様が読めないものが出ました。
次にこのカメラを持ち出すときは、
1440mm相当まで伸ばして、
手持ちと置き撮りで3枚ずつ撮り比べます。
この作例を選ぶ前に、
この日撮った108枚をAIに見てもらい、
写った場所と撮影データの焦点距離ごとに整理してもらいました。
撮影データの見方と、
AIで分けた写真から自分で選ぶまでの流れは、こちらにまとめています。

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毎週の撮影を載せています。
