Kodak PIXPRO C1の作例|樹皮と葉で分かれた露出補正の結果

樹皮は露出補正0、曇り空を背にした葉は補正+1で撮ったKodak PIXPRO C1の作例

こんにちは、けんやです。

今回は、
Kodak PIXPRO C1で、
樹皮と葉で、露出補正をプラスにするかどうかが分かれた話

というテーマでお話ししていきます。

Kodak PIXPRO C1は、
光学ズームのない、
寄って撮る小さなコンデジです。

売り物として1台入ってきたので、
出品する前に作例を撮りました。

9月13日の記事では、
暗い場所なら露出補正(写真の明るさの調整)はプラス、と思って撮ったら、
提灯はマイナス1、料理は補正なしがちょうどよかった話を書きました。

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今回も露出補正の話ですが、
場所は軒下ではなく、
昼の曇りの公園です。

撮ったのは、
家から車で30分ぐらいの場所にある
小さな公園の木陰で、撮影時間は15分ほどです。

持って行ったときの課題は、
木陰でフラッシュを強制発光にして、
1m以内まで寄って撮ることでした。

同じ場所で、
樹皮と曇り空を背にした葉の2つについても、
露出補正を−2から+2まで変えて撮りました。

結果から言うと、
フラッシュを8枚焚いても、
焚いていない写真と見分けがつきませんでした。

露出補正は、
樹皮は0のままがいちばん良く、
葉は+1でいちばん色が出ました。

同じ公園、同じ曇りの光なのに、
被写体によって、プラスにした方が良いかどうかが分かれました。

この記事を読むと、次のことが分かります。

  • Kodak PIXPRO C1で撮った作例7枚と失敗カット4枚(設定データ付き)
  • 同じ曇りの公園で、樹皮と葉で露出補正の結果がどう分かれたか
  • 中古のKodak PIXPRO C1を選ぶときに見ておきたいところ

なお、
普段私は中古カメラのEC販売をしており、
これまで8年以上、いろんなカメラを触ってきましたが、
撮る方はまだ初心者です。


目次

Kodak PIXPRO C1は、デジタルズームだけで、足で寄って撮る小さなコンデジ

Kodak PIXPRO C1は、
2025年に出た、コダックのコンパクトデジタルカメラです。

ズームは、デジタルズームだけです。

ズームボタンを押すと、
レンズが動くのではなく、
写真の一部を切り出して大きく見せます。

被写体には、
自分の足で寄って撮るカメラです。

レンズの明るさはF2.0で固定、
重さは約115gです。

フラッシュは小さなLEDで、
自動発光、強制発光、発光禁止の3つから選べます。

手ブレ補正はありません。

色はブラックとブラウンの2色で、
今回入ってきたのはブラウンです。

このカメラは、
今年7月の、家電量販店とネットショップの販売台数ランキング(7月13日から19日の集計)で、
ブラックがコンデジの1位、ブラウンが3位でした。

順位は週ごとに入れ替わるので、
「今いちばん売れている」とは言い切れませんが、
その週は、このカメラが1位と3位を取っていました。

ITmediaの記事の見出しでは、
「小さく、軽く、安く、そして“エモい”」と紹介されています。

中古カメラを8年売ってきて、
この人気はちょっと意外でした。

Kodak PIXPRO C1(ブラウン)を車のダッシュボードに置いた写真

撮った条件:プログラムAEのまま、変えたのは露出補正とフラッシュ

撮った場所は、
曇りの日の午後、広島市内の小さな公園の木陰です。

この記事に載せる写真は、次の設定で撮りました。

  • モード:プログラムAE(絞りとシャッタースピードをカメラが決める。露出補正とISOは自分で変えられる)
  • 絞り:F2.0(このカメラは固定)
  • ISO感度:オート(カメラが100から800の間で決めた)
  • 露出補正:樹皮は−2、−1、0、+1.3の4段。葉は−2、−1、0、+1、+2の5段
  • フラッシュ:8枚だけ強制発光。ほかは発光なし
  • ズーム:デジタルズームは、載せる1枚を除いて使っていない
  • 手ブレ補正:このカメラにはない
  • 持ち方:手持ち

「露出補正」は、
カメラが決めた明るさから、
自分でプラスやマイナスにずらす機能です。

このカメラでは、
プラスとマイナスに2まで、3分の1刻みで動かせます。

樹皮の1枚だけ、
+1.3になっていました。

そのまま載せます。


Kodak PIXPRO C1の作例|明るい灰色の樹皮は、補正0がいちばんきれいに写った

1本の木の幹に寄って、
樹皮と、樹皮から垂れた細い葉を、
同じ構図のまま、露出補正だけ変えて撮りました。

画面のほとんどが樹皮で、
右端に、明るい背景が少し入っています。

樹皮は明るい灰色で、
上の方に濃い緑の苔があります。

補正0から、順に並べます。

露出補正0:樹皮の白っぽい筋も、細い葉の緑もはっきり見えた

Kodak PIXPRO C1で撮った樹皮と細い葉(露出補正0)
Kodak PIXPRO C1/26mm相当/F2.0/SS1/34秒/ISO400/露出補正0

樹皮の白っぽい筋と、
割れ目の暗い線が、両方見えます。

苔の濃い緑と、
垂れた細い葉の明るい緑も、はっきり見えます。

4枚の中で、
白も緑も両方はっきり見える、いちばん良い1枚です。

露出補正+1.3:樹皮が白っぽくなり、右端の背景の様子が分かりにくくなった

Kodak PIXPRO C1で撮った樹皮(露出補正+1.3で白っぽくなった)
Kodak PIXPRO C1/26mm相当/F2.0/SS1/19秒/ISO799/露出補正+1.3

樹皮が全体に白っぽくなりました。

右端の背景は、
白っぽくなり、様子が分かりにくくなっています。

葉の緑も、
補正0より薄くなりました。

露出補正−1:少し暗いが、樹皮の筋も葉の緑も見える

Kodak PIXPRO C1で撮った樹皮(露出補正−1)
Kodak PIXPRO C1/26mm相当/F2.0/SS1/74秒/ISO400/露出補正−1

補正0より少し暗くなりましたが、
樹皮の筋も、葉の緑も、そのまま見えます。

右端の背景は真っ白にならず、
奥の木の形が出てきました。

露出補正−2:割れ目が黒くつぶれて、全体が暗くなった

Kodak PIXPRO C1で撮った樹皮(露出補正−2で暗くなった失敗カット)
Kodak PIXPRO C1/26mm相当/F2.0/SS1/150秒/ISO400/露出補正−2

樹皮は暗い灰色になり、
割れ目は黒くつぶれています。

葉の緑も、暗くなりました。

樹皮を露出補正−2、−1、0、+1.3で撮った4枚の比較
Kodak PIXPRO C1/26mm相当/F2.0。左から露出補正−2、−1、0、+1.3

4枚を並べると、
樹皮は0がいちばん良く、
−1までが使える範囲でした。

プラスにすると、
明るい灰色の樹皮が、先に白くなりました。


曇り空を背にした葉は、+1で黄緑が出た

次は、
木を見上げて、曇り空を背にした葉を撮りました。

画面の左から真ん中に葉と枝、
右側に白い曇り空が入る構図です。

こちらも、
補正0から順に並べます。

露出補正0:葉は自然な緑で、空は白いまま

Kodak PIXPRO C1で撮った曇り空を背にした葉(露出補正0)
Kodak PIXPRO C1/26mm相当/F2.0/SS1/143秒/ISO100/露出補正0

葉は、見た目に近い濃い緑です。

右側の空は白いですが、
真っ白にはなっていません。

このままでも載せられますが、
次の+1と比べると、緑が少し暗く見えます。

露出補正+1:空の光が透けた葉が、黄緑になった

Kodak PIXPRO C1で撮った曇り空を背にした葉(露出補正+1で黄緑になった)
Kodak PIXPRO C1/26mm相当/F2.0/SS1/85秒/ISO400/露出補正+1

空の光が透けた葉が、
黄緑色になりました。

この構図の中で、
いちばん色が気持ちよく出た1枚です。

右側の空は、
補正0より広く白くなっていますが、
葉の色はまだ見えます。

露出補正+2:右側が真っ白に広がり、葉の色まで薄くなった

Kodak PIXPRO C1で撮った葉(露出補正+2で右側が真っ白になった失敗カット)
Kodak PIXPRO C1/26mm相当/F2.0/SS1/21秒/ISO400/露出補正+2

画面の右側、3分の1ほどが、
真っ白になりました。

白と葉の境目がにじんで、
葉の緑まで薄くなっています。

露出補正−2:葉が黒に近い緑になった

Kodak PIXPRO C1で撮った葉(露出補正−2で黒に近い緑になった失敗カット)
Kodak PIXPRO C1/26mm相当/F2.0/SS1/928秒/ISO400/露出補正−2

左から真ん中の葉が、
黒に近い緑になって、
葉と葉の境目が見えません。

右側の空だけが、
灰色に写っています。

曇り空を背にした葉を露出補正−2、0、+1、+2で撮った4枚の比較
Kodak PIXPRO C1/26mm相当/F2.0。左から露出補正−2、0、+1、+2

葉は、
+1がいちばん良く、
+2では真っ白になり、マイナスは暗くなるだけでした。

−1も撮っていますが、
0より暗いだけで、並べるほどではありませんでした。

9月2日の記事で、
窓際の鉢植えの葉を4台のコンデジで撮ったとき、
3台は補正0では葉が暗く写り、+1で葉の色が出ました。

明るい空や窓を背にした葉は、
今回もプラスにした方が、色がよく出ました。

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樹皮と葉で結果が分かれた理由は、背景の明るさと主役の色

カメラは、
画面全体が中くらいの明るさになるように、
写真の明るさを決めます。

9月13日の記事で撮った提灯は、
周りが暗い軒下にありました。

画面の大部分が暗いので、
カメラは写真全体を明るめに撮ります。

その分、提灯まで明るく写りすぎたので、
マイナスにすると、ちょうどよくなりました。

今回の葉は、提灯とは反対に、暗めに写りました。

画面の右側に、明るい曇り空が広く写っているからです。

空が明るいので、
カメラは写真全体を暗めに撮ります。

その分、葉も少し暗く写ったので、
プラスにすると、葉の黄緑が出てきました。

樹皮の方は、
画面のほとんどが樹皮でした。

明るい背景は、
画面の端に少しだけです。

カメラの明るさは、
補正0でほぼ合っていました。

そのうえ、樹皮そのものが明るい灰色です。

プラスにすると、
白っぽい筋から先に、真っ白になりました。

樹皮と葉で結果が分かれたのは、次の2つの違いからでした。

主役の後ろや横に、
空のような明るい部分が広く写っているか。

主役そのものが、
明るい色か、暗い色か。

葉は、後ろに明るい空が広く写っていて、葉そのものは濃い緑なので、プラスにした方が良く写りました。
樹皮は、明るい部分がほとんど写っておらず、樹皮そのものが明るい灰色なので、補正0のままが良く写りました。

同じ樹皮を、
iPhoneでも撮っておきました。

同じ樹皮をKodak PIXPRO C1とiPhone 17で撮った比較
左:Kodak PIXPRO C1/26mm相当/F2.0/SS1/34秒/ISO400、右:iPhone 17/F1.6/SS1/69秒/ISO125。どちらも露出補正0

iPhoneでも、
補正0の樹皮は見た目に近く、
プラスにすると白っぽくなるのも、C1と同じでした。

写りは別物です。

iPhoneは、
樹皮のひび割れも、苔の細かい形も、くっきり写っています。

C1は、
輪郭がふんわりして、
緑も灰色も、色が控えめです。

くっきり写るのはiPhoneです。

でも、
このくっきりしすぎない写りを好む人が多いから、
今年7月のあの週に、1位と3位を取っていたのかもしれません。


同じことを試す手順

次に同じことをやるなら、こう撮ります。

  1. 露出補正0で1枚撮る
  2. 主役の後ろや横に、空のような明るい部分が広く写っているかを見る
  3. 明るい部分が広く写っていて、主役が暗く写っていたら+1。明るい部分がほとんど無く、主役が明るい色なら0のままか−1
  4. 今回の構図では+2で真っ白になったので、プラスは+1で止める

同じ公園でも、
樹皮は露出補正0、葉は+1が、いちばん良く写りました。

ほかの撮影の実例も含めた5回の撮り比べから、
プラスかマイナスかを決める前に見る場所を、
こちらの記事にまとめました。

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使ってわかったこと

良かったところ

良かったのは、
逆光の葉と樹皮で、柔らかい色が出たことです。

同じ公園の別の木の、逆光の桜の葉です。

Kodak PIXPRO C1で撮った逆光の桜の葉(露出補正0)
Kodak PIXPRO C1/26mm相当/F2.0/SS1/50秒/ISO100/露出補正0

手前の葉は、光が透けて黄緑になり、
葉の縁が明るく光っています。

葉脈も見えます。

作例1の樹皮も同じで、
くっきりはしませんが、
白から灰色、濃い緑まで、色が全部きちんと写っています。

近くの、色のはっきりしたものを撮ると、
このふんわりした写りが、かえって良い雰囲気になります。

気になったところ

気になったのは、
昼の木陰では、強制発光しても写りが変わらなかったことです。

Kodak PIXPRO C1で強制発光して撮った幹の根元
Kodak PIXPRO C1/26mm相当/F2.0/SS1/41秒/ISO400/露出補正0/強制発光

同じ幹の根元に1m以内まで寄って、
フラッシュを強制発光にして撮った1枚です。

同じ幹を発光なしで撮った作例1と見比べても、
光が当たった跡がありません。

シャッタースピードも、
作例1とほとんど同じでした。

8枚焚いて、
光が当たった跡が写った写真は、1枚もありませんでした。

昼の木陰は、
周りの光の方が明るかったので、
小さなLEDの光は、写真に写りませんでした。

もう1つは、
デジタルズームです。

Kodak PIXPRO C1のデジタルズーム4倍で撮った葉の失敗カット
Kodak PIXPRO C1/26mm相当/F2.0/SS1/125秒/ISO100/露出補正0/デジタルズーム4倍
デジタルズーム4倍の写真の中央を等倍で切り出したもの
失敗カット4の中央を、拡大せずに切り出したもの

ズームボタンを押すと、
写真の一部を切り出して引き伸ばす、デジタルズームになります。

4倍にした葉を拡大すると、
枝と葉の境目がにじんで、形がつぶれていました。

明るい葉の面では葉脈が追えますが、
影の部分は、細かい形が分かりません。

それから、
プラスにすると、白い部分から先に真っ白になることです。

葉は+2で右側が真っ白になり、
樹皮は+1.3で白っぽくなりました。

明るい色の主役を撮るときは、
プラスは+1で止めた方が安全でした。


中古でKodak PIXPRO C1を選ぶときに見るポイント

今回の1台と、公式の仕様から、
中古で見ておきたい点を3つに絞りました。

1つ目は、
手ブレ補正がないことです。

デジタルズームを使わずに撮った写真でも、
1/50秒や、それより遅い写真では、ぶれたものがありました。

夕方や室内では、シャッタースピードがもっと遅くなって、手ブレしやすくなります。

明るい場所で使う前提で選びます。

2つ目は、
フラッシュの確認は、暗い部屋でやることです。

今回の昼の屋外では、
光っていても写真に出ません。

買ったら、
暗めの部屋で強制発光にして1枚撮り、
写真に光の跡が出るかを見ておきます。

3つ目は、
光学ズームは付いていない、と思って選ぶことです。

ズームボタンはありますが、
デジタルズームなので、拡大すると細部がつぶれます。

寄って撮るカメラとして選びます。

光学ズームとデジタルズームの違いや、
スペック表で倍率を見分ける方法は、こちらの記事にまとめています。

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まとめ

Kodak PIXPRO C1を、
曇りの日の公園の木陰に持って行きました。

課題だったフラッシュは、
8枚焚いて、1枚も写りに出ませんでした。

露出補正は、
樹皮は0のまま、
曇り空を背にした葉は+1が正解で、
被写体によって結果が分かれました。

結果を分けたのは、
今回の樹皮と葉では、
主役の後ろに明るい空が広く写っているかと、
主役そのものが明るい色か暗い色か、でした。

このカメラは、
プラスにすると、白い部分から先に真っ白になります。

次にこのカメラで明るい色のものを撮るときは、
補正0の1枚を見てから、
プラスは+1までで止めます。

Instagram(@camera_kenya)でも、
毎週の撮影を載せています。


樹皮は露出補正0、曇り空を背にした葉は補正+1で撮ったKodak PIXPRO C1の作例

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この記事を書いた人

けんやのアバター けんや 中古カメラのEC販売8年・撮影は2026年夏から

広島在住。中古カメラのEC販売をしています。販売歴8年以上。いろんなカメラを触ってきた経験を生かして、風景・物撮りメインに撮影しています。撮るのはまだ初心者ですが、楽しみながら上達中です。

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