こんにちは、けんやです。
今回は、
中古カメラのカビ・曇り・センサー汚れが、写真に写るのか、写るならどこまでか
というテーマでお話ししていきます。
中古カメラを探していると、
「レンズ内にカビあり」
「うっすら曇りあり」
「センサーにゴミあり」
といった表記をよく見かけます。
こう書いてあると、
買ってから写真に何か写ってしまうのではないかと、
つい手が止まります。
だから、
中古のカメラやレンズを買うなら、
最低限知っておいた方がいい知識だと思っています。
私は撮る方はまだ初心者ですが、
売る側としては8年以上、
中古のカメラとレンズを見てきました。
そのなかで、
どの不具合がどのくらい写真に出るのかは、
だいたい見えてきています。
今回はそれを、経験上の話としてまとめます。
この記事を読むと、次のことが分かります。
- センサーの汚れやカビが、写真にどう出るのか(一眼レフ・ミラーレス・コンデジの違い)
- レンズのカビ・曇り・バルサム切れのうち、写真に一番出やすいのはどれか
- 中古カメラを買う前に、自分の目で確かめられるところ
センサーのゴミやカビは、写真にそのまま出やすい
まず、カメラ本体側の話からです。
「センサー」は、
レンズが集めた光を受け止める部品です。
ここにカビが生えていたり、ゴミが付いていたりすると、
撮った写真にもそのまま写ることが多いです。
カビもゴミも、写真への出方は同じで、
点や影、モヤのように写ります。
一眼レフとミラーレスは、センサーを自分で見られます
デジタル一眼レフは、
レンズを外しただけではセンサーが見えません。
途中にミラーがあるからです。
ただし、メニューからミラーを上げる機能があります。
清掃用の機能ですが、状態を見るときにも使えます。
機能の名前や手順はメーカーによって異なります。
ニコンなら「クリーニングミラーアップ」、
キヤノンなら「センサークリーニング」の中の「手作業でクリーニング」です。
ミラーレスは、
レンズを外すと、センサーの表面がそのまま見える状態です。
厳密には、
センサーの前に保護ガラスがあるので、
見えているのは保護ガラスの表面です。
ミラーレスはレンズを外すだけで足りますが、
一眼レフはミラーを上げてから見る必要があります。
手持ちの一眼レフやミラーレスで、
センサーのゴミがブロワーで取れない時に、
私が試している順番は、別の記事にまとめています。

コンデジは、センサーまで自分で手が届きません
コンパクトデジカメ、いわゆるコンデジも、
センサーにホコリやゴミが付いていれば、
同じように写り込みます。
私の経験では、
ズームすると、影のようなものが写り込むことがよくあります。

一眼レフやミラーレスと違うのは、
レンズが外せないところです。
センサーまで分解しないと清掃できない作りなので、
自分ではどうにもできません。
なので、コンデジで
「写り込みあり」「センサーゴミあり」と書かれているものは、
一眼レフやミラーレス以上に注意が要ります。
「写り込みあり」の表記は、影が写る前提で見る
中古カメラ店の商品説明で、
「写り込みあります」「センサーゴミあり」
といった表記を見かけることがあります。
これは、
撮った写真に、何か影っぽいものが写る
という意味だと受け取っておくのがいいと思います。
店頭で実機を触れるなら、
その場で何枚か撮らせてもらって、
影が出るのか、出るならどこにどのくらい出るのかを見ておくのが確実です。
中古カメラのレンズのカビ・曇り、写真に出やすいのはどれか
ここからは、レンズ側の話です。
レンズの不具合でよく見るのは、
カビ、曇り、バルサム切れ、チリやホコリの混入です。
「バルサム切れ」は、
レンズ同士を貼り合わせている接着剤が、
剥がれたり劣化したりした状態のことです。
このなかで、
写真への影響が一番大きいのは、曇りです。
曇りは、写真そのものが白っぽくなります
曇りがひどいレンズは、
ファインダーや液晶を覗いた時点で、
画面が白く靄がかかったように見えます。
そういうレンズで撮ると、
写真そのものも、曇りがかかったような写りになります。
全体が白っぽくなって、
はっきりしない写りになる、という感じです。

ただ、
この白い靄を「味」として好む人もいます。
そういう需要があるのも事実です。
カビ・バルサム切れ・チリは、曇りに比べると写りにくい
一方で、
カビ、バルサム切れ、チリやホコリの混入は、
写真に写り込むケースはあるものの、
私の経験では、曇りに比べたらだいぶ少ないです。
「カビあり」と「曇りあり」を比べると、
写真への出やすさで言えば、
曇りの方がずっと上です。
例外は後玉。絞ると出ることがあります
例外があります。
レンズの「後玉」に、カビやバルサム切れなどの欠陥があるケースです。
「後玉」は、
レンズをカメラに付けたとき、
カメラ側(センサー側)に一番近いレンズのことです。
前側のレンズは「前玉」と呼びます。
後玉の欠陥は、
前玉にあるときより写真に出やすいです。
ただし、絞らなければ、
写りに影響が出ることはあまりありません。
「絞る」は、
レンズから入る光の量を、Fの数字を大きくして減らすことです。
数字が大きいほど、絞っている状態になります。
絞ると、はっきり出る場合もあります。
ただ、普通にオートで撮ったり、
開放(絞りを一番開けた状態)で撮ったりする分には、
写真に写り込まない場合が多いです。
買う前に、自分の目で確かめられるところ
ここまでの話を、
中古カメラを買うときの見方にまとめます。
- レンズが外せるカメラなら、レンズを外してセンサーの状態を見る。一眼レフは、メニューからミラーを上げてから見る
- ファインダーや液晶を覗いて、画面が白く靄がかかっていないか見る。ここで曇って見えるレンズは、写真も曇る
- 「写り込みあり」「センサーゴミあり」の表記があるものは、何枚か撮らせてもらって、影がどこにどのくらい出るか見る
- できれば、白い壁や空のような明るい無地のものを撮ってみる。センサーのゴミや影は、こういう写真だと見つけやすい。絞りを変えられるカメラなら、絞って撮ると後玉の欠陥も出やすい
コンデジについては、
センサーの清掃を自分ではできないので、
表記と試し撮りで判断するしかありません。
中古コンデジを買う前に自分でできる動作確認は、
電源からズーム時の映り込みまで、
10項目にまとめています。

一眼レフやミラーレスは、
レンズを外してセンサーを見るだけでなく、
ファインダー、レンズと本体の通信、ライブビューも確かめます。
動作確認の9項目と、
手ブレ補正・シャッター回数の確かめ方は、
別の記事にまとめています。

保護フィルターが付いたままだと、
前玉の細かいキズやカビには気づきにくいことがあります。
フィルターが外れない時に使ってきた道具と、
無理に回さず手を止める目安は、
別の記事にまとめています。

まとめ
中古カメラのカビ・曇り・センサー汚れについて、
写真への影響を、経験上の話としてまとめました。
写真にそのまま出やすいのはセンサー側の汚れで、
コンデジは自分で清掃できないぶん、注意が要ります。
レンズ側で一番影響が大きいのは曇りで、
カビ・バルサム切れ・チリは、
それに比べると写りにくいです。
例外は後玉で、
前玉より写真に出やすく、
特に絞ると目立ちます。
「カビあり」の一言だけで避けるのではなく、
どこに、どの程度あるのかを見ると、
自分で判断しやすくなると思います。
買ったあとのカメラやレンズを、
どこに保管しているかも、別の記事にまとめています。
防湿庫をほとんど使っていない私の置き場所と、
長くしまっておくときに気をつけたいことを書きました。

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毎週の撮影を載せています。
